キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!


 
 

黄色いキノコ・ピンクのキノコ・白いキノコ

 
 
黄色やピンク色、白色の鮮やかな色のキノコをご存知ですか?

①キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!

黄色はタモギタケ。
ピンク色はトキイロヒラタケ。
白色はハナビラタケ。

(彩りがきれいなこの3種のきのこ、きのこのじかん料理教室Vol1のテーマでした!)
 
 
食べるのがもったいないくらいきれいなキノコ達だなーと以前から思っていたのですが、生産者さんから商品にならない部分をいただけたのでキノコ標本(というかキノコ飾り)作りにチャレンジしてみました!
 
 

キノコの標本作り

 
 
キノコの標本作りの方法をいくつか調べてみたところ『真空凍結乾燥』方法が一番きれいに色や形を残したまま保存できる事でした。
ただ機材が非常に高いとのこと。
(40万円前後から)

ちょっと『趣味でドライキノコを作ってみたいな』という露木には難しいです。
 
 
乾燥キノコ作りで用いられる自然乾燥は機材無しで気軽に挑戦出来ますが、色がくすんだり形が縮んでしまったりしやすいです。

きのこのじかんで過去に作った自然乾燥のきのこはこんな感じ。

②キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!
(エノキは自然乾燥後、フライパンで焙煎したもの。)

色の変色と縮みが見られます。

キノコ生産者さんが乾燥キノコを作るためによく使っている熱風乾燥機も同じ状況になると予想できます。
 
 
【参考リンク】
家庭で乾燥きのこを作ってみよう!作り方は3つのSTEP+フライパン?【乾燥エノキ編】
 
 

シリカゲル乾燥法。

 
 
きのこの標本作りで色々調べていて見つけたのが”シリカゲル乾燥法”です。
薬やお菓子についてる、乾燥剤のあの”シリカゲル”です。

実は露木は農業高校の”草花部”というマニアックな部に入っていて草花部ではよくドライフラワーを作っていたのですが、お花の乾燥に使っていたのがシリカゲルでした。
シリカゲル乾燥法の利点は自然乾燥に比べ花の色があまり褪せずに乾燥できる事です。
 
 
同じ方法がキノコにも使えるとのこと。

『これならキノコの色を残したまま乾燥できるかも!』

早速やってみる事にしました。
(ただしこの方法で乾燥したキノコは食べられません!標本や飾りに利用する場合のみ有効です。)
 
 

キノコのシリカゲル乾燥法。

 

【材料】

乾燥させたいキノコ
ドライフラワー用のシリカゲル:1袋
密閉できる容器(タッパーなど):1つ
 
 

【方法】

①まずはタッパーの底面にシリカゲルを敷きます。

②シリカゲルの上に乾燥させたいキノコを並べます。

③キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!

③キノコが割れないよう、静かにシリカゲルを流し込んでいきます。
キノコが完全に隠れるまでシリカゲルを入れます。

※今回は比較実験用に2つ容器を用意しました。

④キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!

④あとは1~2週間程度、様子を見ながら乾燥します。
 
 
キノコのシリカゲル乾燥法を調べていたところ、
『冷凍庫内でシリカゲル乾燥を行うとさらに良い状態で乾燥できる』
とのことでした。

という事で比較の為、片方は冷凍庫に。
もう片方は常温に置いて乾燥する事にしました。

⑤キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!
 
 

シリカゲル乾燥、途中経過。

 
 
シリカゲルに埋没してから約5日半、経過を観察して見ました。

左側が冷凍庫で保管した方、右側が常温保存した方です。

⑥キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!

若干、冷凍保存していた方がキノコの色残りがきれいかな?
 
 
シリカゲルの色に違いが出ています。
冷凍に置いた方はシリカゲルに変化が少なく濃い青色です。
常温に置いた方は全体的に色が白っぽくなっていました。
 
 

小学生キノコ博士のアドバイス!

 
 
乾燥具合の見極めですが、まったく分からなかったので先駆者の方にコンタクトをとり教えていただきました。

キノコ関係者なら知っている人も多いと思います。
 
 
小学生のキノコ博士 和田 匠平 くんです!

⑦キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!

露木はまだ会った事はありませんが噂には聞いております。
キノコ男子で、小学生なのに大人顔負けのキノコ博士

ブログのタイトルは、

小学生きのこ研究家 和田匠平のきのこ日記

タイトルからもキノコ愛が溢れ出てますよね!
 
 
乾燥具合の見極めについて質問したところ、とても小学生とは思えないしっかりした的確な答えを頂きました!
 
 

和田 匠平くんのアドバイス

POINT:冷凍庫に入れた方より常温の方が比較的早く乾くと思います。
冷凍庫に入れた場合、触ってみて冷たかったらまだ水分が含まれていて凍っていると言う事なので、まだ乾燥していないです。
冷たく無ければ水分が無くなったと言う事で乾燥出来ている事が多いです。
冷凍庫に入れても極小のきのこなら1週間大きいきのこや水分量の多いイグチの仲間などは半年~1年以上も掛かる事があります。

トキイロヒラタケ、タモギタケは5日半で出来ている可能性もありますが、後1週間ぐらいは待っている方が良いかもしれないです。
出来ていると思っても、しばらくすると柄などが柔らかくなってくる事もあります。
その場合は早めにまたシリカゲルにしまうといいですが、悪くなりやすいので長めにシリカゲルに埋めておく事をおすすめします。

 
 
和田 匠平くん、アドバイスありがとうございました!
 
 

乾燥キノコ、完成。

 
 
小学生のキノコ博士にもらったアドバイスを元に、さらに1週間シリカゲルで乾燥させました。

左が冷凍庫で保管した方、右が常温保管した方です。
⑧キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!

うん、完全に乾きました!
タモギタケの黄色も、トキイロヒラタケのピンクも、ハナビラタケの白色もきれいに残っています。

ちなみに冷凍したものと常温保存したものの色の差は、思ったほど感じられませんでした。
もっと大型のきのこで試すと顕著に差が出るのかもしれません。

次は天然きのこでチャレンジしてみたいと思います!
 
 

ドライキノコ、飾ってみました。

 
 
とりあえず、お手軽にガラスの器に入れてみました。

おお、きれい!
このまま応接室に飾っておこうかな。

⑨キノコの黄色やピンク色を活かして”ドライキノコ”飾りを作ろう!

ただ、1点注意事項!

シリカゲル乾燥法で乾燥したキノコは、湿気を吸収しやすいとの事。
(干ししいたけと同じ)

カビやすいし、ダニやゴキブリの好物(?!)でもあるそうで、完全密封出来るガラス瓶などの容器でシリカゲルや防虫剤と一緒に管理した方が良いそうです。
 
 

ドライキノコをつくろう、のまとめ

 

①シリカゲル乾燥法は自然乾燥などに比べ色や形がキレイなまま乾燥できます。
②シリカゲルに埋没した後、冷凍保管するとよりキレイな状態をキープできます。
(ただし、乾燥時間は常温より長くかかります。)
③シリカゲル乾燥法で乾燥したキノコは、湿気を吸収しやすいです。完全密封しシリカゲルや防虫剤などと一緒に保管してください。

 
 
※シリカゲル乾燥法で乾燥したキノコは食べられません。
標本や飾りに利用しましょう。
 
 



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