明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!


 

 

前回までのあらすじ

 
 
きのこのじかんの露木と和田が東京都心にキノコ狩りに出かけました。

24歳のキノコ女子コイケハルカさんと原宿駅で待ち合わせして午前中は代々木公園でキノコデート(?!)を楽しみ、お昼は原宿のおしゃれスポット、マッシュルームトーキョーで優雅にランチをとりながらキノコおしゃべり。

①明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

うーん、やばい。超楽しい!
 
【参考リンク】
きのこ女子と東京都心できのこ狩り(撮り)!代々木公園できのこデート?!
マッシュルームトーキョー(MUSHROOM TOKYO)ランチレビュー!原宿にオープンした日本初のマッシュルーム専門店。
 
 
さて、午後からは明治神宮にキノコ撮りに行ってきまーす!
 
 

【メンバー】

②明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!
左から
・24歳キノコ女子&きのこと動植物系デザイナー兼イラストレーターのコイケハルカさん
・キノコ問屋の出荷担当&きのこのじかんカメラマン&創作系”匠”の和田
・キノコ問屋の営業&きのこのじかん記事執筆&丸メガネ担当の露木

 
 

明治神宮でキノコ探索

 
 
明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を祀っている神社でまるで都会の中に現れた森のよう。
森林だけでなく池や草原など環境も様々です。

③明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

あー、毎日ここに来てお昼寝したい・・・
(願望だけです。ちゃんと昼間も仕事してますからね。)

④明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

緑が多くて歩くだけでとても気持ちが良い場所です。
 
 

きのこ目。

 
 
ウキウキと参道を歩いていると突然和田が『あ!』と道端にうずくまりました。

『どうしたんですか?』と覗き込むと、道端のコンクリートの下側からぴょこんととても小さいキノコが生えています。
 
 

『あ、キノコ!』

⑤明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!
すごい、よくこんな小さいの見つけるなぁ。
 
 
キノコ狩りに慣れてくると、だんだん自然とキノコが目に入るようになってくるそうです。
俗にこれを”きのこ目”と呼びます。

まあ、キノコ版スカウタ―みたいなものですね。(だいぶ違う)
この調子でどんどんキノコ見つけるぞー!
 
 
このキノコを撮影する時、こんな感じになるのでギャラリーが。。
⑥明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!
見つけたのはナヨタケ科のキノコかと思うのですが、細かい種類までは分かりませんでした。
 
 

キノコスポット明治神宮御苑

 
 
今回主にキノコ散策をしたエリアは明治神宮御苑の中。
原宿駅側から広い南参道を歩いて行くと左側に出てくる『御苑 清正井』(ぎょえん きよまさのいど)の看板から入るエリアで”御苑維持協力金”として500円を支払います。

⑦明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

ちなみに花菖蒲は、この御苑内で見る事ができます。
(5月下旬は花菖蒲の時期には少し早くまだ咲いていませんでした。)
 
 
明治神宮の道はきれいに掃除されていますが、『落ち葉はすべて森に返す』という理念で道から森側に寄せるだけ。
その落ち葉が栄養となり都会の中にこんな素晴らしい森が育つんですね。
そして落ち葉や朽ち木を分解し土に返す役割のキノコたちにとっても育ちやすい環境となっているわけです。

⑧明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

また明治神宮は日本全国から人が来ますし外国の方も多く訪れます。
人々がいろいろな菌を運んでくるため明治神宮には多様なキノコが生える、という説もあるんです。

だから明治神宮は絶好の都会のキノコ狩りスポットなんです。
 
 
※ただし明治神宮内でのキノコ採取は禁止されています。
 あくまでキノコ観察と写真撮影を楽しむだけにしましょう。 
 
 

キノコ発見!

 
 
歩道の脇から森の中をきょろきょろ見ながら歩く3人。
うーん、怪しい。

⑨明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

木で作っている階段などにも生える事があるので足元も良く見ながら歩きます。

『これ、きのこなのかな?』

またも和田が発見者。
完全にきのこ目発動しています。

⑩明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

グミの様な、ガムの様な塊が木の枝にくっついています。
図鑑と見比べるとタマキクラゲの可能性が高そうです。
 
 

<タマキクラゲ>

春~秋に枯れ枝などに発生。
球状のキクラゲだからタマキクラゲ。
茹でて食べられる。
 
 
これを皮切りにキノコがぽんぽん見つかります。
 
 

<ウラベニガサ?>

⑪明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

倒木から生えているのを発見。
とってもキノコらしい形で大きくて、見つけた時はテンションあがりました!
ウラベニガサかどうかは自信が無いので?マーク付き。
 
 

<オレンジ色のキノコ>

⑫明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

ウラベニガサ?と同じ倒木の反対側に生えていました。
オレンジ色の傘がきれいでした。
キノコの種類はわからず。
 
 

<キクラゲ>

⑬明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

キノコ問屋で取り扱っている栽培物のキクラゲやアラゲキクラゲよりはだいぶ色が白っぽい。
でも形はまさに”木耳”(キクラゲ)です。
 
 

<ムササビタケ?>

⑭明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

かわいらしいキノコが地面から群生していました。
よくみると傘に放射状の線が走っています。
この周囲にも同じキノコがぽつぽつ生えていました。
 
 

キノコ女子のプチ・テクニック!

 
 
ここでちょっとコイケさんに教えてもらった”キノコ狩りにあった方が良いお役立ちアイテム”をご紹介させていただきます。
 

①ハケ

お化粧の時、頬紅を入れたり鼻とかに白い色でのせて鼻筋をすっとさせたりとか、ぼかして使うのに便利!
でもキノコ狩りではお化粧以外にもハケの利用シーンがあるんです。
 
 
野生のキノコは必ずしも撮影しやすい状態で生えているわけではありません。
(当り前)

枯れ葉の中に埋まっていたり、土がついていたり、虫が乗っかっていたりします。
そこで撮影前に周りの草や葉を取り除き、ハケでキノコの上に乗っている土などを落とします。

⑮明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

こうするときれいに写真が撮れるんです。

⑯明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!
 

②手鏡

キノコ狩りは木々の中を歩き回ったり汗をかいたりするので髪型を直したりお化粧を直したりする際に手鏡は必須。
しかしキノコ女子の手鏡の使い方はこれだけではありません!!

明治神宮はキノコの採取を禁止しています。
だからこんな生え方をしているキノコの傘の裏側は手鏡を使って観察するんです。

こーんな感じ。
⑰明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

こうするとヒダが良くみえます。
キノコの同定(キノコの鑑定のことを”同定”といいます)にはヒダもポイントになる為、手鏡を使ってよく観察しましょう。
 
 

柵の向こう側のキノコを撮る時は”かめ○め波”で!

 
 
キノコが生えるのは森の中だけではありません。
例えば草地から生える事もあります。

柵で囲まれた草地にも赤色のかわいいキノコが生えていました。

なんとか近距離で撮影したい!
と思うと、自然にこういうポーズになります。

⑱明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

和田『ハァァァー!』

(セリフは露木的イメージです)
 
 
近距離撮影した結果こんなキノコでした。
 

<ベニタケ>

⑲明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

その名の通りカサが赤色のキノコ。
草地のなかに一つだけぴょこんと生えていました。
ベニタケの中でもニオイコベニタケという種類かな?
 
 
明治神宮御苑にはいろんな人がいて。
写真が趣味の鳥を召喚するおじさんとお話ししたりしました。

⑳明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

召喚されたヤマガラ。

21明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

手にとまってピーナッツを食べています。
いやー、かわいかった!
 
 

これもキノコ?!オオゴムタケ

 
 
こんなのも見つけました。
あるエリアで沢山生えていた、黒いゴムのような物体。

22明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

一見キノコには見えないのですが。

さすがにコイケさんも自信無さげ。

『オオゴムタケかなぁ』

 
 
ここからがさすが24歳。
コイケさんが写真を撮ってtwitterに投稿

23明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

すると後ほどキノコ仲間さんからお返事が来ました。
『お見立てのとおりです。』とのこと。

twitterなどのSNSツールもキノコ狩りに便利なんだな。
コイケさんも初めて見たと言う事でオオゴムタケ、なかなかの収穫でした。
 
 

<オオゴムタケ>

地面に埋もれた朽ち木から生えるれっきとしたキノコ。
しかし一般人でこれがキノコだと思う人はどれだけいるだろうか・・・
剥くと、半透明(?)な実が出てきてお湯をくぐらせると美味しく食べられるそうです。

露木のポケットきのこ図鑑に『食用になるが、食べるにはチャレンジ精神が必要』という粋な解説が載っていました。
 
 

花より団子、井戸よりキノコ。

 
 
明治御苑の中にある見どころの一つに加藤清正が自分で堀ったと言われている『清正井』(きよまさのいど)があります。
水が清らかでカエデの緑の葉を鏡の様に水面に映しだし、キラキラと光っていました。

24明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

明治神宮内の観光スポットということでこの日も井戸を見るため順番待ちの列が出来ていました。
 
 
その行列に並ぼうと階段を降りて行く途中で、なんと階段脇にキノコを発見!
しかもそれが狙っていたイヌセンボンと言うキノコだったんです。

25明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

井戸を見るために並ぶ人たちをよそにイヌセンボンにテンションマックスのコイケさん。
花より団子、ならぬ井戸よりキノコ状態で激撮しまくっていました。

26明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

もちろん井戸も見てきましたよ。
 
 

<イヌセンボンタケ>

27明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

春から秋に朽ち木に群生するキノコ。
1本1本は小さく、おびただしい本数で群生することがあるため”センボン”という名前がついていますが、見つけたのは6本。
何故狙っていたかというと、カサの形が超かわいいから!
またカサの線状模様もきれいです。
 
 

明治神宮キノコ・コレクション!

 
 
それでは、明治神宮で発見したその他のキノコを紹介致します。
明治神宮キノコレ、始まり始まり~!
 
 

<茶色いプチキノコ?>

29明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

清正井のすぐ手前の階段脇、イヌセンボンタケの隣に生えていた茶色いキノコ。
イヌセンボンと同じくらい小ぶりのカサ。
 
 

<カオリツムタケ?>

31明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

道の脇の落ち葉の中から群生。
周囲にもポツポツ同じ種類のキノコが生えていました。
食べられそうな見た目ですがカオリツムタケであっているとしたら有毒のキノコで、中毒症状を起こすようです。
 
 

<ぴよーんキノコ?>

32明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

軸が細くて簡単にぽきんと折れそうなキノコ。
種類分からず。
 
 

<キクラゲ>

33明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

折れた枯れ枝にたくさん生えていました。
美味しそう!
 
 

キノコ狩り反省会。

 
 
最後に駅前の喫茶店で涼みながらキノコ狩り反省会をしました。
撮影した写真と図鑑を見比べながらどんなキノコだったかを思い出し、ノートに記入していきます。

34明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

このノートの達筆は露木の字。
よく”味のある字だね”と褒められます!
 
 
この時期のキノコ散策としてはなかなか収穫があったのではないでしょうか?と勝手に思っています。

きょろきょろキノコを探しながら集中して歩いたのでちょっと疲労感もありましたが、いろいろなキノコが見られたので大満足でした!
(ちなみにコイケさんはこの後同い年のキノコ女子さんと遊びに行ったそうです。いやー、若いってすごい。。)
 
 
東京都心でのキノコ撮り、とても楽しかったです。
忙しい日々に疲れたら都心でキノコ散策してみてはいかがですか?

35明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!
 
 

東京都心でキノコ狩りする際の注意事項(前回のおさらい)

・キノコの採取を禁止しているところが多いので採取が目的の場合は事前に調べておく。(明治神宮内は採取禁止です。)
・採取OKの場合でも毒キノコの恐れも多いので自信の無いキノコは絶対口に入れないこと!よく知らないキノコは触るのも避けたほうが良いです。
・立ち入り禁止や入ってはいけないところなどには入らない。公園の基本的なマナーは守りましょう。

 
 

都会できのこ撮り作法のご紹介!のまとめ

 

①明治神宮は多様なキノコが生えている絶好のキノコ散策スポットです。
②キノコ散策に慣れてくると、自然とキノコが目に着くようになります。これを”きのこ目”といいます。
③キノコを実際に採取するキノコ狩りも楽しいですが、撮影と観察に絞った散策も楽しいですよ!

 
 
 

≪おまけ≫

 
 
なんとコイケさんはこの翌日もキノコ狩りに行ったとのこと。
生粋のキノコ女子(もはやキノコハンター?)ですね!

『カンゾウタケや白きくらげが採れました!』と写真を送ってきてくれました。
 

<カンゾウタケ>

36明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

鮮やかな赤色のキノコで形は舌のよう。
漢字で書くと”肝臓茸”。名前を付けた人には肝臓に見えたんだろうな・・・
アメリカではBeefsteak Fungus(貧者のビーフステーキ)、フランスではLangue de boeuf(牛の舌)と呼ばれているそうです。
これもキノコ?!と思ってしまいますが、なんと食用可
 
 

<白キクラゲ>

37明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

きのこのじかんでも何度か取り上げさせていただいた白キクラゲ。
天然物もきれいですね!
まるで花びらのように発生しています。
美容・美肌に良いキノコとして有名です。
 
 
カンゾウタケは生で食べられる数少ないキノコの一つで、コイケさんは生のままサラダで食べたそうです。
38明治神宮は絶好のキノコ撮りスポット?!都会できのこ撮り作法のご紹介!

見た目燻製のお肉みたい・・・
貧者のステーキはいったいどんな味なんでしょう。
調べてみると”バルサミコ酢のような酸味が感じられる”そうです。
 
 

『俺達もいつかカンゾウタケを収穫して食べてやる!』

とひそかにカンゾウタケに情熱を燃やす露木と和田なのでした。
 
 



関連商品