お乳が出るきのこ、乳茸でチタケソバを作ろう!


 
 

お乳が出るからチタケ(乳茸)

 
 
チタケ、もしくはチチタケと呼ばれるきのこをご存知ですか?
夏から秋に落ち葉が多い地上に発生し、傷つけると白いお乳の様な液体をたくさん出すため乳茸(チチタケ)という和名が付いています。
チタケはチチタケを縮めた俗称です。

これは以前長野県で見たチタケ。
オレンジがかったきれいな色のカサを持つ、形が可愛いきのこです。

⑤お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!

ヒダに傷をつけるとどんどんお乳が出てきました。
これがチタケの特徴です。

⑥お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
このチタケの名を冠する料理があるのですが皆さん知っていますか?
栃木県のソウルフード、チタケソバ(またはチタケうどん)です。

チタケは食感がぼそぼそしているため地域によっては食べられていないのですが、何故か栃木県ではとても愛されているきのこでチタケソバは栃木県の郷土料理に挙げられています。
 

≪栃木県で食べたチタケソバ≫

⑦お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
⑧お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!

今回はきのこ問屋のある神奈川県でチタケの近縁種が採れたので、チタケソバを作ってみることにしました!
 
 

黄色いチタケ

 
 
こちらが神奈川県で見つけた黄色いチタケ
カサの中央はオレンジがかっていてフチに行くほど黄色っぽくなり柄も黄色。

①お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!

黄色いチタケもヒダを傷つけると白い乳液が出てきます。

②お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
ちなみにカサが黄色いのではなく乳液が黄色いキチチタケというきのこもあり、こちらはなんと毒きのこ
見たことは無いので写真はありませんがカサに円状の模様があり、分泌する黄色い乳液は非常に辛いそうです。

注:このように近縁種に毒きのこもあるため、この記事を参考にチタケを鑑定するのは避けて下さい。
自信が無い時は詳しい方と同行するか採取したきのこをチェックしてもらいましょう。

 
 

チタケソバを作ってみよう!

収穫してきた黄色いチタケ(左)と、おまけのタマゴ茸(右)。

③お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!

それではこの黄色いチタケで、栃木県のソウルフード『チタケソバ』を作っていきたいと思います。
 
 
 
きのこのじかんレシピ

冷やしチタケソバ

 

≪材料≫2~3人前

チタケ:5~10本(大きさによって調整してください)
茄子:2本
そば:1袋(250g)
希釈つゆ:表示通り
塩コショウ:少々
オリーブオイル:適量
刻みネギ:適量
 

≪作り方≫

①ナスは一口大にカット。

④お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
チタケはサッと湯通しして、

⑨お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
水に軽くさらしてから手で割いておきます。

⑩お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
②チタケとナスをオリーブオイルでしんなりするまで炒め、塩・コショウを振ります。

⑪お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
③別鍋でかけそば用のつゆを作りその中に炒めたナスとチタケを入れ軽く煮ます。

⑫お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
粗熱をとり氷などで冷ましておきます。

⑬お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
 
④そばは表示通りに茹でて水洗いします。

⑤器に盛り付けキザミネギを散らして出来上がり!

⑭お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!
(レシピ&調理:篠田)
 
 

黄色いチタケの味はいかに?!

 
 
それでは早速チタケから食べてみます。

うーむ・・・はっきりいってボソボソしていて歯触りが悪いです。
この食感ゆえにチタケは栃木県以外ではあまり食べられ無いのだそうですが、なるほど納得。
チタケ、もう少し細かく割いた方が良かったかも・・・
 
 
ではなぜそんなチタケが栃木県民には愛されているのか。
それはおそばの汁を飲むと良く分かりました。

ずずっ。
 

おおっ、つゆが美味い!

油で炒めたチタケのダシがつゆに強く溶け込んでいます。
これがソバに絡み何とも美味しい。
またチタケと一緒に炒めたナスが夏らしく、冷たいソバに良く合っています。

⑮お乳が出るきのこ乳茸でチタケソバを作ってみよう!

実際にチタケソバを作ってみて、チタケのボソボソした食感とダシの強さを実感出来ました。
歯ごたえはちょっと残念でしたがそれを補って余りあるダシ。
とても美味しく頂きました。
 

チタケの良さはダシにあり!

 
今後もレシピ研究のし甲斐がありそうなきのこです。
 
 

チタケソバ、のまとめ

①チタケ(乳茸)は夏~秋に生えるきのこで傷つけると乳液を出すのが特徴です。
②色が黄色っぽいチタケなど、何種類か近縁種が存在します。
③栃木県ではチタケを入れたソバ・うどんが郷土料理として愛されてます。
④チタケは食感はボソボソしていますがダシがとても美味しいきのこでした!

 
 



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