こんな寒い日は、まいたけのお味噌汁が旨い!
だんだんしばれる季節になってきましたねぇ。
寒い日に飲む、熱々のお味噌汁は身に染みてほっとします。
そんな味噌汁の具におすすめしたいきのこが ”まいたけ” です。
まいたけは香り高く、出汁が良く出るキノコなのでとても風味豊かなお味噌汁ができます。
きのこ好きにはたまらないお味噌汁です!
まいたけで味噌汁を作ると黒っぽくなる?!
ところが、そのまいたけの味噌汁には語り継がれるあるウワサが!
『まいたけで味噌汁を作ると汁が黒っぽくなる。』
これはきのこのじかんで白黒はっきりさせないと!
と言う事で早速実験してみました。
材料にまいたけとエノキを同じ分量用意し、同じ時間煮出してみました。
た、たしかに!
まいたけの煮汁の方が明らかに黒っぽくなっています。
紅茶かっ。
これはまいたけの黒い色素が水溶性で汁に溶け出したためです。
実は露木もこれほど黒い汁になるとは思っていなかったので、実験って大事ですね。
まいたけの黒い汁は美味しさのバロメータ?
『黒っぽい味噌汁ってなんか食欲わかない・・・』
という意見もありますが、それはもったいない!
まいたけ入りの味噌汁が黒っぽいのは実は ”美味しい証拠” なのです。

まいたけの美味しい成分や栄養は水溶性が多い。
まいたけの黒い色素と共に水溶性の旨味や栄養が汁に溶け出し、風味豊かな美味しいお味噌汁が出来るんです。
【マイタケの主な成分】
①グアニル酸・・・美味しさの素、旨味成分の一種。
②グルタミン酸・・・こちらも旨味成分の一種。
③MD-フラクション・・・免疫力を高め生活習慣病予防にも効果が期待できます。
④食物繊維・・・便通をよくし、コレステロールを吸着して外に排出します。
食物繊維には水に溶けやすい物があります。(水溶性食物繊維)
⑤MXフラクション・・・コレステロールや中性脂肪を下げる効果が期待できます。
【参考リンク】
【低カロリーまいたけダイエット】を簡単&無理なく続ける方法をご紹介!
つまり、
『まいたけのお味噌汁が黒いということは、黒い色素と一緒に汁の中に栄養や旨味が溶け出している証拠!』
ということ。
まいたけの旨味や栄養をしっかり摂るには溶けだした旨味も栄養も全部摂れる”汁もの”が最適なのです。
まいたけの黒い汁は美味しい証拠?のまとめ
①まいたけの味噌汁は風味が良くてとっても美味しい。
②でも、まいたけで味噌汁を作ると黒っぽくなる。
③実はまいたけから溶けだす黒い汁は美味しい証拠だった!
~きのこのじかんレシピ~
まいたけとほうれん草のお味噌汁
【材 料】(3~4人前)
まいたけ:1パック(約100g)
ほうれん草:1株
水:600cc
味噌:大さじ2~3(お好みで調整してください)
顆粒だしの素:適量
小ネギ(お好みで):適量
【作り方】
①ほうれん草は5センチくらいの長さにカットします。
②なべに水を入れ顆粒だしの素を入れます。
③煮立ってきたら中火にし、まいたけを食べやすい大きさに手で割り入れながら5分位加熱します。

④ほうれん草を入れ、ほうれん草は色落ちするのですぐ火を止め味噌を溶かし入れます。
⑤再加熱して、ぐらっとひと煮立ちしたら火を止めて出来あがり!

まいたけは加熱しても独特のシャキシャキ感が残ります。歯触りが良い。
やっぱり風味、香りがたちますねぇ。体が芯から温まります。
今回は純粋にまいたけの味を楽しむためまいたけとほうれん草のみで作りましたが、薬味に小ネギをいれても美味しそうです。
冬にぴったりのまいたけのお味噌汁、ぜひお試しください。