脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!


 
 

脳みそみたなきのこ”ノウタケ”

 
 
ノウタケというきのこをご存知ですか?
林道にコッぺパンが落ちてる!と思ってよくよく見るとこのきのこだったりします。

①脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

夏~秋にかけて落ち葉の多い林内などに生え、幼菌時は白っぽく老菌になるにつれだんだん褐色になってきます。
ちなみに割った感触も中身もパンそっくりです。

②脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

名前の由来はずばり”脳みそ”
形状が脳みそに似ていることから来ています。

確かに形と言いスジと言い脳みそっぽい。

③脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

老菌は刺激を与えると体全体から黄色っぽい胞子を噴出します。
近所の公園に老菌があったので胞子を撒く手伝いをしました。


 
このきのこ、こんな見た目ですが幼菌は食べられるんです!
 
 

斬新なノウタケの食べ方に驚愕

 
 
ノウタケは以前から1つ2つ見つけてはお味噌汁や炒め物に使ったりしていたのですが、斬新な食べ方をしている人を見つけました。
 

≪キノコを採って食う ノウタケ|健啖隊 けんたんたい≫


 
お会いしたことはないのですが、健啖隊(けんたんたい)の隊長さんという方がYouTubeにアップしていてノウタケを1年も浸けて食べています。
こんなきのこの食べ方もあるんですね。
栽培きのこでもこんな食べ方は知りませんでした。衝撃です。
 

この動画を見た時から食べてみたい!
と常々思っていました。

でもノウタケを1つ2つ採ったくらいではさすがに1年も浸ける気にはならなかったんです。
 
 

ノウタケがたくさん採れた!

 
 
そんな折、昨年の9月に近所の林内を散策していたところあちこちにパンが落ちている・・・もといノウタケがたくさん生えているではありませんか!

収穫したノウタケ。

④脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

人の手のひらより大きいものもあります。
これだけあれば隊長の食べ方を実践できます!

さっそく持ち帰って動画を基に再現してみることにしました。
 
 
 
~健啖隊さんの天然きのこレシピ~

ノウタケの酢醤油漬け

 
 
①ノウタケの石づきをハサミでカットします。

⑤脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
②半割にして中の状態と虫をチェックします。白い物はOK。

⑥脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
これは白いけれど虫食い後がひどいので止めておきました。

⑦脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
このように中が黄色いものは成熟が進んでいるため食には向きません。

⑧脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
③水洗いして土汚れを落とします。

⑨脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
④鍋に水を張り沸騰させ、金網に入れたノウタケを水につかないように鍋に渡しフタをして5分蒸します。

⑩脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
5分経ったら鍋から取り出し冷まします。
金網いっぱいあったノウタケ、だいぶカサが減りました。

⑪脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
⑤醤油とお酢を1対1で割った液に蒸したノウタケを漬けます。

⑫脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
⑥容器に密閉し常温で最低半年、出来れば1年以上漬けます。

⑬脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
(調理:露木)
 
 
これで仕込みは完成・・・のはずです。
 
 
ノウタケはぷかぷか浮くので完全に液に浸かりません。
空気に触れる所がカビ無いかちょっと心配です。

⑭脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
タッパー2つ分を用意して片方は半年漬けこみ用、もう片方は1年漬けこむことにしました。

⑮脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!
 
 

半年漬けこんだノウタケを食す!

 
 
きのこ問屋の食堂でじっくり漬けられるノウタケ。
気になって時々タッパーの上からチラチラ見ていたのですが、どうやらカビの発生も無さそうです。
ほっ。
 
そして待ち遠しい半年がようやく過ぎました。
それではいよいよ半年ぶりの御開帳です!

⑯脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

全体に醤油が染み込んでやや黒っぽくなったノウタケ。
またちょっと縮んだかな?

特に嫌な匂いもしないので腐ってはいないようです。
というか酢の匂いが強い。

液から出した半年ノウタケ。伊達巻きみたい。

⑰脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

包丁でスライスしてみます。
柔らかいレバーみたいな感触で失敗すると潰してしまいそうです。

あれ、隊長さんの動画ではスライス面が真っ黒でしたがこちらのはまだ白っぽい。
やっぱり漬け込み期間が半年と短いからでしょうか。

ちょっとくらいの虫穴は天然きのこを食す人の間ではご愛嬌。

⑱脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

それでは食べてみます・・・が。
あれだけ食べたいと思っていたのにいざ食べるとなるとかなり勇気がいります。

だっていくら醤油とお酢に漬けていたっていっても、半年も経ったきのこは食べられるのだろうか?
生鮮きのこなんて長く保つアラゲキクラゲでもせいぜい2週間です。

漂うお酢の匂いと得体が知れない見た目。
やばい、怖い。

⑲脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

勇気を出してぐっと1口頂きます。
 
 
酸っぱい!
お酢の酸味が一番に舌に届きます。

もっとおふみたいに柔らかい食感を想像していたのですが、ぎゅむぎゅむして意外と舌触りがあります。

酸味に慣れてくると徐々に醤油とノウタケらしき旨味が感じられてきました。
あ、なるほど、珍味だ。

重ね重ねですが腐ったような嫌な味はしません。
きのこってお酢と醤油の力で半年もたせることが出来るんですねぇ。

⑳脳ミソみたいなきのこ、ノウタケを食べる!

隊長の動画によると漬けこみ期間が長くなれば長くなるほど酸味がまろやかになって美味しいとのこと。

まだ1年漬けこみ用がとってあるので味に変化があるか次の御開帳が楽しみです。
ノウタケの酢醤油漬け、今回だけでは美味しい!と胸を張って言えませんがもうちょっと研究を続けてみます。
 
 

ノウタケを食べる!のまとめ

①ノウタケは脳みそ(またはコッぺパン)のような見た目のきのこ
②幼菌時は食べることができ汁物や炒め物で食べることが出来ます
③蒸して半年酢醤油漬けにしたものは酸味が強く珍味でした

 
 



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